内科
上部内視鏡検査(胃内視鏡検査)
胃内視鏡検査は胃がんなどの消化管の病気の早期発見が可能です
胃内視鏡検査では、食道・胃・十二指腸を直接観察する事により、バリウム検査では診断できない病変を詳細に観察し診断することができます。
胃内視鏡検査で分かる主な病気
急性胃炎、慢性胃炎、胃潰瘍、胃ポリープ、胃がん、逆流性食道炎、食道がん、十二指腸潰瘍、ピロリ菌の有無
こんな症状の方は、一度ご相談ください
- ●胸やけ、胃痛、吐き気が続く
- ●ストレスで胃が痛いことがある
- ●食事中に胸がつかえる感じがする
- ●バリウム検査で異常を指摘された
- ●飲酒、喫煙の習慣がある
下部内視鏡検査(大腸内視鏡検査)
大腸内視鏡検査は大腸がんをはじめとした大腸の病気の予防や早期発見が可能です
大腸がんは、早期に発見すれば高い確率で完全に治すことができます。しかしながら、早期のがんは自覚症状がないことが多く、自覚症状が現れた時には既に進行している可能性があります。
そのため、定期的に大腸がん検診を受け、気になる症状がある方は早めに医師に相談し検査を受けることが大切です。
大腸内視鏡検査で分かる主な病気
大腸ポリープ、大腸がん、潰瘍性大腸炎、虚血性腸炎、大腸憩室
こんな症状の方は、一度ご相談ください
- ●健康診断での便潜血反応が陽性だった
- ●便に血がついている
- ●便秘、下痢を繰り返している、下腹部に違和感がある
- ●以前と比べて細い便が出る
- ●家族、親戚に大腸がんになった方がいる
ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)
内視鏡を使って膵管・胆管の中にカテーテル(細い管)を挿入し、造影剤を注入して胆管・膵管をX線撮影します。エコーやCT・MRIなどでも、これらの管に関する情報を得ることはできますが、直接的に検査ができ、早期発見に大変優れた力を発揮します。また、この検査において膵液や胆汁を直接採取したり、病変部から組織や細胞を取って検査を行うこともあります。
胆管や膵管にできてしまう石(胆石・膵石)が見つかった場合、処置により除去を行うことができる場合があります。この処置は、内視鏡のみを使っておこなうので体に負担の少ない治療です。
消化管ステント留置
がんの進行等による消化管の閉塞や狭窄に対して、消化管にステントと呼ばれる金属製のメッシュ構造をした筒状の医療器具を挿入、留置することにより消化管内腔を広げることができます。これにより症状の緩和をはかることが可能となります。
腹部超音波検査(エコー)
超音波を発信する器具を腹部に当てて観察するだけの簡単で痛みのない安心して受けられる検査です。エコーは放射線を使用しないので、被曝の心配がありません。そのため、脂肪肝や胆石症、腎結石、慢性肝炎などを指摘された方の治療経過を繰り返して観察するのにも適しています。