臨床薬剤科(薬剤部)
調剤業務
●一包化のメリット
・ 1回分ずつのお薬をまとめているため管理しやすい
・ 薬を取り出しやすい
●一包化のデメリット
・ 調剤に時間がかかる
・ 服用時の間違えが減る代わりに調剤時に間違える
・ どの薬がどの効能か分かりにくくなる
上記のデメリットをできるだけ減らすように取り組みを行っています。
医師の処方を受けてから払い出すまでの調剤業務の効率化と正確性の向上を図るために以下のような機器を導入しております。
一包化監査支援システム(TOSHO MDM-1)
こちらのシステムでは一包毎にカメラ撮影を行い、薬剤の種類や大きさと数を判別することができます。
エラーとして判別された場合にはパソコンの画面上で確認が可能です。
全自動錠剤自動分包機(TOSHO Xana-2040EU)
電子カルテシステムと連動しているため、カセットにある薬剤を分包する時は自動で調剤を行えます。
上記の監査支援システムと組み合わせる事で調剤にかかる時間を大幅に短縮できます。
処方調剤監査システム(TOSHO C-Correct)
処方箋と医薬品のバーコードを読み取り重さ、薬剤名や規格を監査するシステムです。粉薬だけでなく錠剤や液剤の重さも測り監査を行うことができます。これにより、一包化を行わない薬全体の調剤ミスを防ぐことができます。
計数調剤監査支援システム(TOSHO F-Wave)
こちらのシステムでは主に注射薬の取り揃えに使用しています。このシステムでは医薬品についているバーコードを読み取り薬剤名や規格、数量の間違えを防止し安全な調剤を行えます。
このようなシステムを活用し、薬剤師が行う仕事を対物業務(調剤業務、注射薬調製業務など)にかかる時間を減らし、対人業務(薬剤管理指導業務、委員会など)へ取り組む時間を増やしております。
薬剤管理指導業務
入院してこられる患者さんの服薬歴やアレルギー歴などの確認を行います。
また、ベッドサイドにて薬の使用方法や飲み方、効果の確認、副作用が出ていないかなどの確認を行います。
入院してこられた方が退院した後も安心してお薬と付き合っていけるように支援を行う事を目指しています。
抗がん剤を投与される外来患者さんへ薬の説明や飲み方効果の確認、副作用の対策等の説明を行っています。
注射薬調製業務
薬剤部で行う注射薬の調製は、主に抗がん剤です。
抗がん剤は、調製者への暴露を防止するために安全キャビネットを用いて行っています。
各種委員会などへの参加状況
・ 医療安全管理委員会
・ 院内感染対策委員会
・ 感染対策チーム
・ 輸血療法委員会
・ 褥瘡対策委員会
・ ケモカンファレンス
・ 緩和ケアチーム
・ クリティカルパス委員会 など